
高橋誠作
作者紹介
1948年 埼玉県(大宮)に生まれ
1970年 東京藝術大学陶芸科に入学
1976年 東京藝術大学大学院修士課程修了。卒業後、藤本能道(色絵磁器の人間国宝)に師事し、約10年間にわたって絵付けや釉薬の研究に専念
1984年 日本工芸会正会員に認定
1986年 神奈川県小田原市根府川に築窯し、独立して作陶を開始
1987年 銀座にて個展を開催
1994年 大阪での高輪会展に出展
2006年 アサヒビール大山崎山荘美術館にて、陶芸家・高橋誠、金工家・河野三秋、漆芸家・室瀬和美による三人展を開催
2007年 日本工芸会賞を受賞
2013年5月 事故により急逝(逝去)
作品紹介
この皿は、春の訪れを象徴する桜とメジロを題材に描いた、季節感あふれる一品です。中央に配されたメジロは、緑と黄色の柔らかな彩色で表現され、生き生きとした表情が見る者に安らぎを与えます。周囲に散りばめられた桜の花は可憐でありながら、枝ぶりとともに構図にリズムを生み、絵柄全体を華やかに彩っています。さらに縁には赤絵と金彩が施され、器全体を引き締めつつ、中央の意匠をより一層際立たせています。取り皿や盛皿として実用的に使えるだけでなく、飾り皿としても優れた存在感を放ち、食卓や空間を華やかに演出します。伝統的な絵付けの技術と四季の美意識が融合した、鑑賞と実用の双方で楽しめる器です。