彩色貝箔絵 藪の杯〜2個

三好かがり作

作者紹介

  • 1977:聖心女子大学哲学科卒 漆芸家佐々木英氏に師事
  • 1987:日本伝統漆芸展受賞 (1987、2008、2016)
  • 1995:Japanese Studio Crafts展 V&A美術館(London)
  • 1995:東日本伝統工芸展 鑑査委員(1995、2012、2016、2019、2022)
  • 1996:「Rainbows and Shimmering Bridges : Contemporary Japanese Lacquerware 展」(New York、Denver)
  • 2000:「日蘭交流400年記念日本現代漆芸展」(Amsterdam)
  • 2001:「彩切貝の系譜」個展 本間美術館(酒田市)
  • 2004:文化庁新進芸術家海外研修生 V&A美術館客員研究員、ロンドン、ラヴェンナ、フィレンツエに1年滞在
  • 2006:神奈川県美術展審査員( 2006、2016、2022)
  • 2016:ASIAN LACQUER CRAFT EXCHANGE PROGRAM HANOI 螺鈿の技法デモンストレーションを行う
  • 2017:「岡田茂吉賞展」招待作家 (MOA美術館)
  • 2019:第66回日本伝統工芸展優秀賞受賞(NHK会長賞)
  • 2019:「明治の工芸・平成の工芸」近代ギリシャ文化博物館(Athens)
  • 2020:「現代漆芸2020」金沢市立安江金箔工芸館(金沢)

作品紹介

この杯は、伝統技法である彩色貝箔絵を用いた格調高い作品です。外側は漆黒の落ち着いた佇まいを見せ、内側には銀箔を基調に金箔をあしらい、光の加減や酒を注いだ際にきらめきを放ちます。さらに高台部分には螺鈿細工が施され、色鮮やかな貝片が虹色の輝きを生み出し、持ち上げる角度によって多彩な表情を楽しむことができます。黒地と箔、そして螺鈿の調和が織りなす美しさは、伝統と現代性を融合させた魅力を感じさせます。杯は古来より「祝杯」や「献杯」に用いられてきた特別な器であり、この作品もまた祝いの席や大切なひとときを格調高く彩る一品といえるでしょう。

投稿者: curator