古木保雄 作 角皿

作者略歴

古木保雄は、1949年に鹿児島県で生まれました。鹿児島大学を卒業後、1976年から1989年まで東京都で教職に就きました。

その間、陶芸会展で第5回特別奨励賞、第18回大郎賞を受賞し、都立教育研究所陶芸講座の講師も務めています。

1990年には伝統工芸新作展に入選し、秋田県本荘市に築窯しました。その後も、1992年、1993年、1994年、1995年と伝統工芸新作展に入選し、1993年には朝日陶芸展、1995年には日本陶芸展にも入選しています。

古木保雄の作品は、土の質感と釉薬の表情を生かしながら、静かで温かみのある造形を見せる点に特色があります。本作もまた、陶器ならではの素朴さと、作家の丁寧な手仕事を感じさせる作品です。

古木保雄 作 角皿

本作は、古木保雄による陶器の角皿です。
淡い赤紫と灰白色が重なり合う器面に、布目のような細かな質感があらわれています。四角い形でありながら、縁にはわずかなゆらぎがあり、手仕事ならではのやわらかさが感じられます。

全体を包む落ち着いた色調の中に、釉薬の濃淡や土の表情が自然に広がり、素朴で温かみのある作品となっています。日常の器としての親しみやすさと、鑑賞作品としての味わいをあわせ持つ一枚です。

投稿者: curator